世界に愛が沈み絶望が影差すとき
ながら見(※)の社会に一石が投じられる
決して目を離すことなきよう
神は自身の存在を永遠の愛の姿にのせて現される
背教 暗闇 世俗化 欲望渦巻く社会に飲み込まれて
偽りの豊かさに心奪われた聖徒達も
失われた時と世に奪われ失った
神の豊かさと麗しさに
涙を流し自らの汚れ爛(ただ)れた歩みを見
ただ悔いくずおれる
変わらぬ血潮の温かさと懐かしい愛に
無代価のただ注がれ続ける愛に
我を忘れた我を探し伸べ続けられた
その釘痕残る御手から溢るる愛に
我が心粉々に砕かるる
こぼれ落ち止まらぬ涙をその手はぬぐい
頬触れる温もりが我が心洗い新たにする
我が目はこれほどに地を這いずり回り
惨めに闇に飲まれていたのか
彼の愛はこれほどに高く揚げられ輝いていたのか
目を撃つ聖なる聖なる光輝きが眩しく懐かしい
この涙をただ地に流し染み込ますのみでなく
この涙を以てこの愛の訪れを叫ぼう
まだあなたは絶望するにあらずと
かの(彼の)愛を見よと
【創世記3:6-10】
女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。
すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。
彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。
主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。
彼は答えた、「園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです」。
※ながら見=スマホ片手に日がな一日、正面から事物を捉えるのではなく、斜めに小賢くスマートに社会をまた日常生活を生きようとする人々の姿
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